おじぎ30度オンステージ (初日)


初日の舞台を見てきました。ゲネプロを公開しておきながら、初日とはこれいかに?と思いましたが、ゲネプロにはないカーテンコールでの4人娘。+とっきーの挨拶がありました。みんな、まるでゲネの公開がなかったかのような見事な初日トークでした。


印象に残ったのは田中れいな。れいなは、こういう改まった場でもフレンドリーにファンに語りかけるのが、魅力ですね。演技のほうはゲネではあまり見なかった亀井絵里を重点的に見ました。この激、上手側で2,3人が話を進行してても、下手側でもほかの娘。がファミレスにある風景を演じてるんですよね。


愛ちゃんは、劇中で
川*’ー’) <先輩は、高校のサッカー部・・・っていうセリフを
川*’ー’) <先輩は高校部の
川*’∀’)<高校部?
川*’ー’) <サッカー部の
と一人ボケ突っ込みのように言ってました。普通なら、普通に言い直しそうなところが、素の愛ちゃんに近い感じで修正してました。コメディの場の空気にあっていてちょっと面白かったです。


当人も挨拶でここのことを言ってましたね。


そういえば、ポケモのおじぎ30度向けボイスメッセージで、愛ちゃんはこういってました。
川*’ー’) <演技ってよりも自分がファミレスでバイトしたらって感じで、素の感じです
川*’ー’) <高橋愛を忘れて観てもらえたら云々…


一見、どっちなんじゃない!!って言いたくなりますが、実はこれ、当たり前のことなんです。演技というのは、自分とは別のなにかを演じることではなくて、役と自分の重なる部分を膨らませて、重ならない部分をそぎ落とす作業なんです。だから、自分にないものは表現できないし、表現できたことは自分の中にあるものなのです。それが普段見せている自分とは違うということは往々にしてあります。


愛ちゃんは、こういうシチュエーションでは、自分は同考えるかどう行動するか、自分のイメージする木下花梨はどう考え行動するかを考えて、試行錯誤して役を作っていきます。だから、高橋愛は木下花梨ではないけれど、木下花梨は高橋愛なのです。