脚本について

「映画は監督、ドラマは脚本、芝居は役者」という言葉がある。
映画のよしあしは監督できまる。それはどう撮るか、どう編集するかは
すべて監督の裁量だからだ。そのため映画は監督のものだと言われる。
一方、テレビは監督が誰でもみな同じになる。それは時間と資金に限界があるからで、
だからよしあしは脚本で決まる。
ところが芝居は監督(演出)や脚本がダメでも役者さえよければ
なんとかなってしまう。なぜなら、役者はお客さんの目の前に立つから。
その役者に圧倒的な演技力と華があればすべてのお客さんを魅了できる。
ライブである芝居にはそんな魔法が存在する。
どんなに脚本が良く出来ていても、でている役者がいきいきとしていなければ
その芝居はだめなのだ。