商売繁盛?

http://loveaiaitakahashi.hp.infoseek.co.jp/log/eid231.html
つばめ♂さんところを読んで、書こうと思った。
なんで、初日を座間や戸田の1300〜1600くらいのホールでやったり
娘。の千秋楽をびわ湖ホール(1600)なんてところでやるんだろう?
松浦亜弥なんて、平日に佐賀で千秋楽らしいし。
例えば、初日横浜アリーナで、千秋楽大阪城ホールとかだったらお客さんの入りも
違ったと思うし、少なくともチケットが手に入らないとかそういう話もなかったように思えます。
この手のホールが、どれくらい前に予約しないと土日に押さえられないのかはわかりませんが
どーも適当にホールをばばっと押さえて、グループ内のタレントに適当に割り振ってる
ようにしか見えません。
ちなみに演劇界では、演劇集団キャラメルボックスの社長:加藤昌史さんによると
劇場は3年前に押さえるそうです。だから、経営者は劇団の3年後の動員力が分からなければ
ならないそうです。と言っても多すぎても少なすぎてもだめで、ここの劇団は一風変わってまして
(彼らに言わせればいたって普通のことらしいのですが)、売切れ満員御礼の公演はダメなんです。
演劇好きの人が見たいと思ったときに当日券や前日予約(当日券を予約するシステム)で見れないと
とダメらしいんですよね。かといって空席ばかりでは赤字になってしまいますしね。
この劇団は、こういった経営面でも面白いですよ。せっかく劇場まで足を運んでくれたお客さんを
当日券がないと言って追い返すようなもったいないことはしません。
当日券がなくなった場合は、劇団の責任ある立場の方(プロデューサーの加藤さんか、アシスタント
プロデューサーの仲村さん)が出てきて事情を説明し、通常の座席より500円安い補助席を用意
してくれます。(通路に簡易椅子、階段に座布団など)。それでも入りきらなかった千秋楽公演が
あるのですが、その時は劇場の隣のイベントスペースを借りてそこに生中継です。(確か1000円
くらいで入れたはず)と、同時にここはキャンセルも扱っています。見たいお客さんがいるのに
空席にしてしまうのはもったいないってことで、キャンセルの席は当日券にまわされます。
彼らは言います「僕たちは舞台を見てもらってお金をもらっているんです。チケットを売ってる
わけではありませんから」かっこいい!しかし、当然逆な展開もありますよね。
土日祝は埋まってるけど、火・水・木なんて空席いっぱいって展開が。そういう場合はどうしているか
と言うと、初日に見たお客さんはチケットの半券を持ってくれば、1回に限り平日は半額で見られる
サービスとか、これは演劇は生モノ、成長したツアー後半の舞台をもう一度見に来てほしいとか
Wキャストの別バージョンも見てほしい(どちらのキャストでやるかはチケ発売時に発表)とか
ぶっちゃけ、知り合いに渡して「面白かったから見てくれば」でもいいという気持ちからだそうです。
それでも空席が出ちゃうときはどうするか。ネットで告知して半額の当日券とか出しちゃいます。
当日券売り場でネット告知の合言葉を言えば半額で売ってくれます。ただし、通常料金のお客さん
より後ろの席ですけど。合言葉も通常のお客さんが不快にならないように、分かりにくいものに
なっていました。僕が利用したときは「踊る〜」が流行ってたころで、当日券売り場で
「室井さんの紹介で来ました」というと売り場の責任者の方がニヤリと笑って「室井様の
ご紹介の方ですね」と言ってチケットを渡してくれました。電話予約の場合は「事件は会議室で
起こってるんじゃない!現場で起こってるんだ!」と絶叫してもよかったそうです。
当日券売り場と言えば、キャラメルには関係者受付もありません。窓口一緒で、特別扱いはしません。
これも通常お客様を不快にしないための措置らしいです。関係者招待なのに特別扱いってなんかねぇ。
ただ、当日券売り場にくると混乱を起こすような楽曲提供のアーティストさんとかは、配慮する
みたいです。そうまでしてるのに、「あれ?このテーマ曲めっちゃいい曲だな。誰の曲だろ?」と
ロビーでわざとらしく大声で言ってるブリリアントグリーンのような方もいたみたいですがw
話がだいぶそれた。で、キャラメルを持ち出して何がいいたいかというと、ハローも売り方とか
もうちょっと工夫してもいいんじゃないかなぁと。横浜アリーナ大阪城ホールなんて、空席でやるよりは
スタンド席を半額で開放するとかすればいいじゃないですか。半額ならもう1回見るって人も
いるだろうし、スポフェスの人入りをみても、3000円くらいなら見たいって人も多いとおもうけどね。
そうやって入った人はグッズとか買ってくれるかもしれないし、次回からはFCに入って定価で
買ってくれるかもよ。キャラメルボックスの劇団社長にしてプロデューサーの加藤さんは言ってます、
「演劇界で成功したいと思ったら演劇界に学ぶな」と。演劇界の常識は世間一般の非常識と。
どーして興行ものはキャンセルできないの?とか、どーして当日券のほうが前売りより席が悪いのに
高いの?とか、パンフレットってなんで有料なの?(キャラメルはパンフは無料。役者から、
脚本家から、演出家からお客さんへ伝えたいことは全て書いてある。それ以外の写真たくさんの
パンフは有料)とか、そういった疑問をあえて取り除いてます。
ハロプロももうちょっと違った商売の仕方をしてみてもいいのでは?という気がします。