天王洲アートスフィア

何やらアートスフィアにスケッチブック持込禁止掲示が出たようですね。
えー、ミュージカルにボード持ってく人がいるのか。
てってけは、ボードに対しては好きか嫌いかと聞かれれば好きじゃないですよ。
でも、人に迷惑をかけずにTPOを守ってる範囲なら文句は言わないという人間ですよ。
しかし、ミュージカル中にボードはさすがに見識と常識を疑いますよ。
いや、劇中では出してないという人もいるかもしれませんが、カーテンコールでもやっちゃだめです。
演劇・ミュージカルなどの舞台観劇の世界では当たり前です。(てってけは舞台ヲタでもある)
カーテンコールは、それまで役として舞台に上がってた役者が役者として挨拶する場ですが
ここでは個人への賞賛ではなく、そのスタッフを含めた一座に対して拍手という賞賛を送る場なのですよ。
別にハロー系のミュージカルや、それ以外の歌謡ショーのついた大衆演劇しか見たことがない人が
わからないのは仕方がないと思うんですけど、分からないなら分からないなりに空気を読まないと。
まさか、ハロ系ミューみたいに演技中に叫んだりするやつはいないだろうな。


これにまつわる話で、自分の経験をちょっと書こう。
かなり昔に「魔女の宅急便」の舞台版を見たことがある。会場は青山劇場(NHKホールだったかも)。
主役は持田真樹で、トンボ役がTOKIOの長瀬と松岡とV6の坂本だったかな、確かその辺が
日替わりで出ていたと思う。会場を埋め尽くしているのは、ボード・うちわを持ったジャニヲタ。
前のほうの席は、役者が演技で目を落とすたびに手を振っている。
正直、演技をしてる人が不憫に思えました。と、こう書くとジャニヲタがみんなそうみたいに
見えるので、違う例もかいておこう。
サウンド・オブ・ミュージック」を帝国劇場に見に行ったことがあるのですが、
このときは国分太一が出ていました。僕の後ろにそれ目当てのお客さんはいましたけど、
特に観劇マナーが悪いということもなく、普通でしたけどね。
だから、みんながみんな悪いわけじゃないんだろうけど
一部がそうだとやはり全体として不利益をこうむりますよね。
とくにアウェーの仕事は、その娘もハローの代表としていってるわけだからね、
自分の行動でその娘やハロー全体の評判が下がっちゃうのはばかばかしいと思うんだけど、
それでも自分さえよければという感じなんだろうか?
そして、その娘がだめになったら、別のそういうことができる対象を探すのかな。
なんか、インディペンデンスディの宇宙人みたいだな。もしくはイナゴ。
そういう輩とは共存の道はなさそうだ。
ハロ系のコンサでも規制を望む声は、少なくともテキストの世界では少なくはないようだけど
僕としては行き過ぎた人たちだけを取り締まって、自由な部分は残してほしいなぁと思う。
別にスケッチブックやボード持ち込み禁止になっても僕は何も困りはしないけどさ。
じゃあ、うちわは?とかイタチゴッコになったりしないかな。
そのうち会場売り以外のサイリウムは持込禁止とかなったりして。
オフィシャル以外のTシャツは禁止ですとか、会場売りのシール付500円水以外の飲み物禁止とかw*1
ドラスティックに改革するには民主共和より専制ってのは分かるのだけど、いまいち釈然としない話だ。
なんとかならないもんですかね。

*1:この辺はただの詭弁