レポのようなもの(取り急ぎ卒業部分)

レポというか詳細を書いてもしょうがないと思うので、感じたことをずらずらと。
飯田圭織卒業メモリアルDVD、以前に文中したgoodwoodさんでのテキストのこともあり、前日に時間を作って見ました。やはり、これは卒業当日前に見ておいたほうがいい内容でした。でも、これから見ても卒業のときのそれぞれの言葉の意味がよくわかるので、まだ見てないという人もぜひぜひご覧になってくださいな。


スポーツ新聞の記事にちょいとひっかかる一文を見た。「4年間モーニング娘。の先頭にたってひっぱてっきたリーダー」?ライターさんのリーダー像を当てはめて記事を書いたのだと思うけど、僕たち娘。のヲタから見たら、飯田さんはそういうタイプのリーダーじゃない。先頭というよりも、むしろ娘。の殿軍(しんがり)を守ってきたのが、かおたんリーダーだ。30日はライブ終了後、仲間と飲んで帰ってきたので「あな真里」と途中から、それも終わりのほうをちょっと聞くことができただけだったけど、そこで飯田さんは言っていた。一聴しただけなので、言葉は正確ではないだろうけど、下記のような趣旨だった。

リーダーになるにあたっていろいろ考えた。私の考えるリーダーは、メンバーのことをよく見ていてよく知っている人間だ。だからそうなろうとした。

飯田さんが自ら語るまでもなく、卒業の当日メンバーから飯田さんへ贈られた言葉、メモリアルDVDでメンバーから飯田さんへ贈られた言葉、またスポニチのハローハロプロの飯田さんが各メンバーへ贈った言葉、どれをとっても本当に飯田さんが娘。のメンバーを見ていたことがよくわかります。麻琴やれいなの贈る言葉からわかるように、飯田さんは我々に普段見えないようなところ、明るいところでは見えないところにも気を配ってケアしてたんだなぁと。


れいな・さゆ・きゃめいの3人に心を揺さぶられた人も多いと思うんだけど、保田圭ちゃんが卒業のときの5期が心の中によみがえりました。6期にとってのかおりんは5期にとっての圭ちゃんと同じなんだろうなぁと。娘。はエースだセンターだと、フロント戦力が話題になることが多いですが(当たり前なんですけど)、フロント戦力がフロント戦力たりえるのは後方支援がしっかりしててこそなんですよね。項羽と劉邦、太平洋戦争、アムリッツア星域会戦、後方支援を軽視した軍はいずれも敗れ去っています。なんか、話が変な戦史ヲタクの方向へ行ってますが、何をいいたいかというと、かおりん、そんな地味だけど、でも大切な役割を今までどうもありがとう!ってことです。さて、視点を5期に移します。6期はメンバーの卒業を経験するのは4度目ですが、ほとんど入れ替わりの圭ちゃんの時は論外として、なっち・辻・加護のときも憧れの先輩の卒業という側面が強かったと思います。苦楽をともにした仲間の卒業という意味では今回が初の経験ではないでしょうか。だからこそ、あんなにこちらの心を撃つ言葉(気持ち)をはきだせたのだと思います。では、5期は?5期にとってのそういう最初の経験は保田圭ちゃんの時だと思います。それから、なっち、同年代である辻・加護の卒業を経て、今回のかおりんでは「ありがとうございます」の気持ちと同じくらい、娘。を託されているんだという責任感が感じ取れるコメントでした。みんな本当に強く成長しているな。


こんこんの「最初は嫌われているのかと思った」発言も、今ではそうではないことを本当に理解し、それに自信があるからこそいえる言葉だと思います。ミキティのほうにばかり注目が集まりますけど、リーダーかおりんを苦労させた新人はミキティだけじゃないですよね。こんこんも、頭がいいだけに自分が納得しないと従わない人でした。そして理知的に見えて、かなり頑固です。とくに根っこの部分で。しかも根っこの部分は感情が支配してるので、かな〜りやっかいな人ですwリーダーとして経験の浅かったかおりんにとっても、もしかしたらミキティ以上に苦労したんじゃないかな・・と私は思ってたりします。そしてそれはきっと、こんこんに限ったことではなく、時にぶつかり、時に励ましあい、5期はみんなリーダーかおりんと一緒に成長してきたのだと思います。そんな5期から贈る言葉として「これからはライバルとして」は最高だよ、愛ちゃん!


はい、ミキティミキティは娘。における立場が複雑だったので、本人もかおりんも戸惑ったと思うのです。かおりんも上からものを言うのではなく、"美貴ちゃん"と藤本の目線まで降りてきて仲間として苦言・助言するというかおりんの姿勢が、ミキティを娘。に溶け込みやすくしたということはあるでしょうね。ミキティは語るよりも行動してくれたほうがいいので、言葉はさっぱりしてるほうがミキティらしくてよい。それが藤本流のかっこよさだろう。4期までが裕ちゃんのモーニング娘。なら、ゴロッキはかおりんモーニング娘。です。メモリアルDVDを見てもわかるとおり、ゴッロキも今までの娘。がだんだん薄くなり自分たちが新しくしていること、それをかおりんが見つめてきたこと、ちゃんとわかっています。であるならば、娘。を去っていく人の分も、残る娘。はよりいっそう輝かなければならないこともわかっている。僕は、ゴロッキの作る娘。に期待していますよ。


姉さんズは、たぶん、お互いによく分かり合っている戦友だろうから、ステージ上で交わす言葉はファンの前で誓う儀式みたいなもんなんだと思います。モーニング娘。の真髄は以心伝心。


きっとかおりんが娘。を卒業したと実感するのは、次のツアーが始まったときだと思う。でも、同時にその喪失感も感じさせないことも、僕はこれまでの経験から知っている。なぜなら、モーニング娘。は何度でも生まれ変わり、成長した姿を見せてくれるからだ。


最後にサイリウム祭り。思ってた以上によかったと思います。正直、そんなに積極的に参加したわけでもなかったし、自分の分は家にあったので用意していったんですけど。原点にもどれば、みんなでちょっとずつ愛を持ち寄ってかおりんの卒業を祝おうということなのだから、それでいいんじゃないかなと。僕は素直に感動しましたよ。

ちっちゃなちっちゃな思いやりが、でっかなでっかな愛となる

はてなかしまし物語::飯田圭織さんモーニング娘。卒業