きっかけ

さゆ推しALMICさんのRespect For Youで、モーヲタになったきっかけを教えて企画に乗ると表明したので約束を守ることにします。明日の更新にしよーかなとも思ったけどw


僕はもともとアイドルは好きでした。CoCoに代表される乙女塾にはまったおニャン子モー娘。の谷間の世代ですね。てってけは岩手出身なんですけど、大学進学で現在住んでる横浜へ出てきます。出てきて1年くらいではまったのがキャラメルボックスを中心とする演劇で、それとアイドル的な趣味を両立できる存在として南青山少女歌劇団にはまります。で、この歌劇団も8期まで、9年くらいの活動に幕を下ろします。下部組織となるはずだったKIDSのメンバーからボンボンブランコとか出てますね。


で、その歌劇団ファン時代と重なるんですけどモー娘。に興味を持ち始めます。歌劇団の方向性にある種不満を持っていた時期でした。歌劇団はミュージカルのほかにだんだんアイドル化してライブとかもやるようになったんですけど、もともとの客層が少女ミュージカルの客層なわけですよ。普段、座って観劇するような。当然、オールスタンディングだろうが、なんだろうがノルってことはないわけですよ。ですが、元がアイドルヲタの自分としては、ライブと銘打ってライブハウスでオールスタンディングでやるからには、ノリたい!でもノレないというストレスを抱えていました。それに劇団の作品の中の主張が「この子たちはこんなに凄いことができるんですよ。こんなにうまいんですよ。普通の子達と違ってこんなに素晴らしい夏を過してるんですよ」みたいな感じの売り方、アピールになってきたのが、ちょっとピンと来なくなってきた。そこでてってけはモーニング娘。に出会います。DVDプレーヤーを買おうと電化製品売り場を見ていたら、大画面に映し出されていた武道館コンサートの映像。


曲は「原宿6:00集合」でした。あっというまに世界に引き込まれまして、DVDプレーヤーと栄えある最初のDVDソフトとして「ダンシングラブサイト2000春」を買って帰りました。以降、だんだんとモーニング娘。に関する興味が高まっていくのですが、そんな時に現場への誘いが来ます。チケットもくれるというので喜んで行っちゃいます。そこで見たものは・・・、正直言って圧倒されました。横浜アリーナをうめつくしたファン、サイリゥムの海、なっち・ごっちん・矢口・辻・加護・中澤裕子飯田圭織、タレントが綺羅星のごとくいて次々とボーカルをとる。会場に行って初めて知ったけど、石川梨華吉澤ひとみとかいうとんでもなく可愛い子がいる。すまん、保田圭だけはうたばんみるまで存在を認識してませんでした。


結局そこには、自分の今までの不満を解消してくれる存在があったんですよね。オーディションの落選組みから始まったグループ。コンプレックスを抱えながらも、それを武器に頑張る女の子。一人では一番になれない女の子が集まって力をあわせたら一番になりました。人間は誰でも、人生いろいろなことがあってくじけることがあっても頑張ったり、でもやっぱりくじけちゃったり、それでも頑張っちゃったりしながら生きている。そんな中、みんな大変だろうけど、一緒に頑張ろうよというようなメッセージが込められた歌を歌っている。そんな初めて行ったコンサート、僕をもっとも感動させてくれた曲は「I wish」でした。それまで娘。以外で「やまない雨はない」「明けない夜はない」というメッセージの作品に触れるたびに今ひとつピンとこないもやもやしたものを持っていた僕は

晴れの日があるから そのうち雨も降る すべていつか納得できるさ

この歌詞を聞いたとき、心の中の扉の鍵がそっと音を立てました。

人生って すばらしい ほら いつもと
同じ道だって なんか見つけよう!
Ah すばらしい Ah 誰かと
めぐり会う道となれ!

来た時と同じ帰り道、でも、僕にはまったく違う道が開けているように感じたあの日
一人のモーヲタが誕生しました。


その後、高橋愛ちゃんに出会うわけですが、それはまた別のお話。