レビューってなんだべさ

舞台マニアのてってけがやってきましたよ。ALMICきむけんさんのhttp://almic.hp.infoseek.co.jp/sayumipeace/eid184.htmlを見てて、そーだよな、普通知らねぇよなと思い、多少片寄った説明をすることにしました。レビューってもともとフランス語のrevueから来てるんですけど、「歌や踊りやコントを交えたショー」ってことになってます。そういうわけで、この言葉から知ってるもので近いものを連想してミニミュージカルを思い浮かべる人が多いようです。言葉で表すと似てるんですけど、目的と手段が逆なのでじつはかなり違います。レビューは歌とダンスのほうが主で、それらに簡単なストーリーをつけたものがレビューです。別にコントである必要はないんですけど、曲と曲のつなぎに意味をもたせたり、曲を拡大させてストーリー部分をつけたりと、そんな感じです。ミュージカルというのは、音楽劇のことで(歌劇は普通オペラをさすと思うんだけど、宝塚歌劇団のせいかミュージカルも歌劇って言うな)、だいたいストーリーと歌が対等ですね。で、ミュージカルプレイに対して普通の演劇をストレートプレイって言うですけど、上演時間が同じなら、ミュージカルはストレートの半分くらいしかストーリーを盛り込めないんですね。だから、ストーリーとしてはご都合主義だったり、ストレートに比べてそれほど凝ったものってやらないんですよ。その分、歌とダンスで演技だけよりも表現の幅が広がるので、そこで勝負するわけですけど。


ミュージカルは、ストーリーのなかでもっとも訴えたい部分を歌の力で表現するんですけど、レビューはショーと言う意味合いが強いので、荒っぽく言うと元々ある歌に無理やりストーリーをつけてるって感じなんですよね。だから、ミュージカルと比べてレビューのストーリー性のなさを責めちゃうのは、いや、そういうもんだからって言ってしまいそうになります。要するにショーなんですよね。ライブのように一体になるもんじゃなくて、観るほうのショー。ストーリー仕立てのショーという感じです。単純に楽しめるのはレビューのほうでしょうね。敷居が低いのもレビューのほうだと思うし。言葉の敷居が高いですが・・・。


レビューと言われて、てってけが思い出すのは、宝塚歌劇団かな。本編のあとにやるショー、あれってレビューですよね。あの、大階段が出てきてでっかい羽とかつけてるやつですよ。男役のトップスターが一番でかいのつけて、2番手と娘役のトップがその横で2番目にでかいのつけてるやつ。もしくは、そうそう、アイドルでレビューやってたグループが過去に存在します。東京パフォーマンスドール篠原涼子とか穴井夕子とかが所属してたグループですね。ここも前後半の2部構成にして、前半をレビュー、後半をライブというような形でやってたと思います。僕は全盛期に興味もって見に行った程度なのであまり詳しくはないんですけど、確かホールコンサートをレビュー、渋谷ON AIRなどのライブハウスで行うときは、ダンスサミットとか呼んで、他のアイドルと差別化をはかってました。まぁこれは、世飢魔Ⅱが、CDを経典、コンサをミサ、ファンを教徒といってるのと似たようなもんだろう。