HIGH SCORE!

tetteke2005-08-16

13日土曜日の夜の回を見てきました。いわゆる合同コンなんですけど、ですがだからといって割り引いて考えようとは僕は思いません。もちろん、Wを見るならWの単独コンサート、Berryz工房を見るならBerryz工房の単独コンサートのほうが魅力があるのは当たり前として、ではなぜ合同コンサートを見るのか?(なぜやるのか?は、やってる意図は正直よく分からないもので触れないことにします)僕は何を見るために足を運んで、そして実際何を見たのかといところを主題にレポートしたいと思います。


以下、ネタバレを含むので隠します。(直接来た人、隠れてないです。すみません)
ネタバレ回避画像を置いて見る


いきなりぶった切りますが、まず、合同コンサートだから、単独では見れない組み合わせにしようとか、一緒に歌わせようとか、そういう発想がまず決定的にくだらないと思います。ある程度はわかりますよ、本編の初めと終わり、そしてアンコールは両方がそろっていることが望ましいと思いますし。ただ、見てて思ったのは不必要なコラボが多いんじゃないかなぁと思って、一緒にやるなら一緒にやるだけの必然が要ると思うんですよね。一緒のステージに立つから一緒に歌いましたじゃ、手段と目的が逆な気がします。


「あぁ、いいな」をTOPに持ってくるのは、良いと思いました。これは一緒にやることに違和感がないどころか、Wの持ち歌をBerryzが華やかにしていますし。しかし、次の「ピリリで行こう!」にWが入る意味があるかというと疑問。別にマイナスにはならないけどね。でも、プラスに作用することもないと思いました。これが許容だったり、あいぼんやののが、ピリリの振りをしてるのが見れるとかそういう消極的な肯定にしかならないと思います。要するに原曲に対するプラスアルファがないんですよね。


セットリストだと次はBerryzの「21時までのシンデレラ」なんですけど、まとめて合同部分を先に扱っちゃいます。「ロボキッス」「常夏娘。」「抱きしめないで〜日記付き〜」「渚の『・・・』」「Mr.Moonlight〜愛のビッグバンド〜」。まず、ロボキッス。後半、Wに代わって徳さん・熊さんのコンビが出ます。Berryz単独ならこれでいいんと思うんですけど、Wの後にこの二人だけだと、やはり弱いです。二人とも背は高いんですけど、体に厚みがないのでステージ上が寂しく見えてしまいます。どだいキャリアが違うので2vs2でWに勝てるはずがないんです。ですから、ここは夏焼さんと嗣永さんを加えて4人で出りゃいいんですよ。んで、常夏娘。で残り4人出てくると。これは、りさこが可愛い。人形のようでした。


ロボキッスの途中で、Wじゃなくなっちゃうところに不満が出てるわけですが、ぶっちゃけ、日記付をWだけで歌っていればそんな不満は小さかったと思うんですよ。ロボキッスで「え?」とWヲタが思っても、日記付でそんなものは吹っ飛んでたと思います。これが最大の元凶。正直意味が分からない。可哀想なのは夏焼さん。ミニモニ。に新加入した時の高橋愛を見る想いでした。悲壮なまでにがんばっているのは分かったけど、歴史を手に入れるには時間が必要なんですよね。


渚の『・・・』は、もともとWの歌じゃないから抵抗はなかったですね。え?元を知らない人間にはWの歌だって?何言ってんですか、あれはてってけがそれこそすっぺしゃるなジェネレーションだった時代に好きだった福井出身の人がいたグループの歌ですよ!抵抗はなかったんですけど、前曲が前曲だっただけに、そのまま不満をもたれてしまっているような気がします。僕なら、日記付をWで歌って、渚の『・・・』のほうをW+Berryzで歌わせますね。Wを真ん中にして、Berryzが囲むって形・・どっかで見たような光景が浮かびませんか?もう、「かっこ!」ってところステップつきでやっちゃいますよぉwつーか、やれ!んで、途中のパートをBerryzのメンバーに分ければいいじゃないですか、次にミスムンとかあるんだし。ミスムンは文句なし。面白い!せっかくだから、セリフのところまでやって欲しい。娘。役のTOPが誰か気になります。ぶらんしゅは舞波だと言ってますが。


「18〜My Happy Birthday Comes!〜」「Hello!のテーマ」はい、文句ありません。全員で歌う意味があるし、楽しいし、まったく持って必然です。と、合同部分を見ましたが、日記付さえ何とかなってれば不満はぜんぜん低かったでしょうね。ロボキッスや渚の「・・・」は、僕ならこうするってだけで、大きく不満があるわけじゃないし、ミスムンは良かったですよ。


さて、次はそれぞれの単独部分を見ます。その前に、僕が合同コンに何を見に行ったのか?を先に書いて、実際何を見たのかをレポートします。先週の更新 で、僕は6:4でBerryzを見に行くと書きました。これはそのとき持っていた、僕のそれぞれのユニットに対するモチベーションの比率で、実はだいぶWヲタさんに遠慮した数値を書いてました。本当は7:3か8:2くらいだったかもしれません。で、こんな状態ですから、もし仮に同じ日に単独コンがあったとしたら、間違いなくBerryzコンへ行ってたでしょうし、金銭的に余裕のない月なら別の日であってもBerryzのみを選択していたかも知れません。ですが、そこは合同コンサート、Wには逆転のチャンスです。僕が合同コンに期待して見に行ったのは、僕のモチベーションを覆すだけのWのパフォーマンスです。


結果から申し上げますと、あんたらすげーよ!正直すまんかった。ピリリの時には、Berryzが10人になっただけで面白味がないなと思ってたのに、W単独のステージになるや否や、二人だけで完全にステージを支配します。「Missラブ探偵」「SEXY SNOW」「待つわ」「デコボコセブンティーン」「恋のフーガ」「愛の意味を教えて!」、「恋のフーガ」はどうかと思うけど、それ以外はこれでもか!というほど、Wの魅力をこっちに伝えてきます。こりゃ、単独コン見てーよ。また、これがWヲタの合同コンへの不満を高めるんだろうなとも思います。こんなに凄いのに何でないんだ?って。僕は、これだけでも見た甲斐があったと思った。よし、単独コンあったら絶対行こうっと。


さて、最後にお目当てのBerryz工房。こっちはもともと期待して見に行った。具体的にどの辺に期待していたのかというと、前回からどれくらい成長しているか。伸び盛りですからね。その点で今回評価してるのは、おそらくはすべての曲でちゃんと歌っていたこと。前回は「なん恋」はダンスを重視したのかヘッドマイクで口パクでしたが、今回はハンドマイクで歌う形。スペジェネもボーカル組・コーラス&ダンス組(コーラスのマイクは入ってたか微妙ですが)にわけ、ボーカル組はハンドマイク、コーラス&ダンス組はスタンドマイクにするなど、ライブであることを意識したものになっていました。やっぱ、こうでなくっちゃね。振り付け曲調などは客席と一体感があるし、美勇伝もそうだけど、Berryzはそういう点も魅力だと思います。楽しいという点では、ハローでも屈指のユニットなんですよね。こっちはたっぷり楽しみました。31列だったので、特にロックオンしてみることは少なかったんですけど、比率は夏焼さんが多いです。双眼鏡使うとりさこが多いかな。


不満は残るけどそれでも収穫は多いライブでした。総評としては1回は見ておきたいコンサート。でも、特別に推しがいなければ1回でいいかなという感じ。この辺が許容とか、条件付肯定って感じになりますね。どちらも次を期待させるものではありました。だから、次の決まっているBerryzのファンはある程度満足だし、次(単独コン)の決まっていないWのファンには不満が残るのかな。WもBerryzも、本来素晴らしい素材であって、その魅力の70%も引き出してあげれば、面白いコンサートが出来るのだと思います。しかし、70%しか引き出せないのでは、そのコンサートを面白いとしていいものなのか。ハードルをどこに置くかにおいて評価は分かれることになると思います。(ま、なんでもそうなんだけど)