主役にあいちゃん!?

去年末に、「少年ラジオ」という大正時代を舞台にしたキャラメル版「カリオストロの城」というような冒険活劇を見ましたが、それ以来のチケット取りになった夏公演「カレッジオブザウィンド」


春公演は娘。ツアーとかぶってて見なかったんだけど、次回作は7年ぶりの再演「カレッジオブザウィンド」


キャラメルボックスの代表作はと聞かれれば、「カレッジオブザウィンド」をまずあげる。1992年の初演での主役:ほしみを演じた町田久美子さんが凄すぎた。 どっちかというと、演技はそんなにうまくないんだけど、気持ちが大きく動く人で、演技なんぞしょせん技術にすぎなくて、気持ちが動けば人は感動する、それが演じるということなんだと私に教えてくれた人。


以降、この作品はほしみを演じる人がいなければ再演はしないと、演出家が決めた作品。それから数年後、キャラメルボックスのオーディションを小川江利子という女の子が受けることになる。 演出の成井さんは、小川江利子さんをみて、「よし!この子で3年後、カレッジオブザウィンドが出来る」と思ったという。そして再演されたのが7年前。運良く、私はツアーの千秋楽を見ることが出来て、生まれてはじめてスタンディングオベイションを経験した。


そんな経緯のあるこの舞台。再々演となれば、やはり気になるのはだれがほしみ役をやるのか。現行のキャラメルの女優さんでは、思い浮かばない・・。と思ったら、やっぱり外部からでした。
オスカーの高部あいさん
http://www.caramelbox.com/stage/courage2007/index_f.html
あのー・・・、高橋愛にやらせてくれませんか?


他の出演者を見ると、おっとSET(スーパーエキセントリックシアター)の山田さんも出るぞ。これは楽しみ。


カレッジオブザウィンド

8月、大学生の高梨ほしみは、家族6人でキャンプに出かける。それは、年に一度の家族の行事。ところが、キャンプ場に向かう途中で事故が起こり、家族全員を失ってしまう。ほしみだけは軽傷で済んだが、直ちに病院へ運ばれる。すると、亡くなったはずの家族もついてくる。その姿は、ほしみにしか見えない。なぜなら、彼らは幽霊だから。バラバラだった家族が、ほしみを見守ることで一つになる。しかし、いつかは別れなければならない。ほしみが家族と過ごす、最後の夏……。

ハンカチ忘れるな!