不定期連載「流れ星のララバイ」文字起こし第1回

てってけの突然のノスタルジックな思い付きにより、

南青山少女歌劇団の最終公演演目「流れ星のララバイ」を

キャストを娘。メンに入れ替えて文字起こしします。

脚本・作詞:高橋由美子 演出:八木橋修

市販もされてないし、再演されることもないだろうから、まぁ問題なかろうと。

よし、亀井絵里祝16歳誕生日記念企画という名前をつけよう。主役じゃないけどw



♪夏休みがやってきた 待ちこがれたバケーション

♪青い空の向こうに自由がまっている

♪月曜日の朝は目覚ましを蹴飛ばして、窓の外、お日様がうらめしくて

♪それでもあと何日指折り数えてた。授業は上の空

♪夏休みがやってきた 待ちこがれたバケーション

♪何からはじめよう どこへ行こうか バケーション!



第一場 セントヘレナ病院のチャペル

c ・e・) <もう、遅いな・・・。

∬´▽`∬ <あ、あった(お菓子を取り出す)

( ^▽^) <皆さん、おそろいのようね。

川釻v釻从 <皆さん、おはようございます。

川釻v釻从 <それではこれから、名前を呼びますので元気よく返事をしてください

川o・-・) <はい!

川釻v釻从 <はい、そういうふうに元気よくね。あなたは、確か・・。

川o・-・) <紺野あさ美です。

川釻v釻从 <やっぱり

川o・-・) <よろしくお願いします。

川釻v釻从 <紺野さんのように元気よく、わかりますか?

c ・e・) ∬´▽`∬从*・ 。・从ノノ〃^ー^) <・・・・・・

川釻v釻从 <返事!

c ・e・) ∬´▽`∬从*・ 。・从ノノ〃^ー^) <はーい

川釻v釻从 <名前を呼びます。新垣里沙さん

c ・e・) <はい

川釻v釻从 <亀井絵里さん

ノノ〃^ー^) <はい

川釻v釻从 <あなた、みんなと制服が違うわね

ノノ〃^ー^) <自分でぇ、コーディネートしたんです。

川釻v釻从 <いいの?そんなことして

ノノ〃^ー^) <いけないの?

川釻v釻从 <もう、いいわ。道重さゆみさん

从*・ 。・从 <(スカートのすそをつまんで)はーい

川釻v釻从 <いちいちポーズはいいの。最後に小川麻琴さん

∬´▽`∬ <はーい

川釻v釻从 <はいは短く!ったく、それに紺野あさ美さんね。以上です。

( ^▽^) <ありがとう

( ^▽^) <皆さんには、この2ヶ月、このセントヘレナ病院でボランティア活動をしていただきます

( ^▽^) <皆さんがなぜ夏休みをここで過ごさなければならないのか。

( ^▽^) <どうして学校からここで働くよう指示されたのか。その理由はわかっていますね。

( ^▽^) <このままだと、出席日数が足りなくて3年生には進級できません。

( ^▽^) <ですから補習として、ここでボランティア活動していただくのです。

( ^▽^) <この尊い体験を通して、愛と奉仕の精神を身につけてください

( ^▽^) <私が皆さんを担当する石川です。で、あちらが

川釻v釻从 <藤本です。よろしく

川o・-・) <よろしくお願いします。

( ^▽^) <私たちは、あなたたちと同じセントヘレナ女学院の出身なのよ

∬´▽`∬ <へぇ〜、そうなんだ

川釻v釻从 にらむ

c ・e・) <あ、あのー質問なんですけど

( ^▽^) <どうぞ

c ・e・) <さっき、宿舎に行ったら、TVがなかったんですけど

( ^▽^) <新垣さんは、タレントのおっかけで授業をずいぶんさぼっているそうね

( ^▽^) <この2ヶ月間、TVは禁止して欲しいって学校から連絡が来てますよ

c ・e・) <サイテー

ノノ〃^ー^) <ほんと、こんな田舎じゃ、ショッピングも出来ないし

∬´▽`∬ <コンビニ、近くに無いとおやつ買えないじゃん

从*・ 。・从<さゆ、婆やがいないと一人じゃ何にも出来ないのに・・。

川釻v釻从 <何文句言ってるの。病院でのボランティアは授業の代わりなんですよ

川釻v釻从 <ここで奉仕の精神をきちっと学べないようでは、留年です!よく反省しましょう

( ^▽^)<もっとも紺野さんは別ね

( ^▽^)<体を壊して1ヶ月も学校を休んだって聞きましたけど、もう大丈夫?

川o・-・) <はい

( ^▽^)<お母様を亡くされたショックが原因なんですってね。無理ないわ。

( ^▽^)<二人だけの家族だったんでしょう

川釻v釻从 <大丈夫!夏休みはここで友達と一緒に過ごすんだから、寂しくなんかないわよ

( ^▽^)<それでは、私と藤本さんは病棟へ行って連絡してきます。

( ^▽^)<すぐに戻りますから、ここで待っていてください



c ・e・) <やってらんない

从*・ 。・从 <さゆ、お家帰りたい・・・

ノノ〃^ー^) <冗談じゃないよ。ボランティアってただ働きでしょ

∬´▽`∬ <やだなー、夏休みに働くなんて・・

c ・e・) <なんかさ、サボる手ないかな

川o・-・) <ねぇ、静かにしようよ。ここチャペルなんだから

川o・-・) <患者さんや、ご家族の方がお祈りするところだよ

c ・e・) <あさ美さぁ、あんたのそういうところ、何とかなんないわけ

ノノ〃^ー^) <悔しいでしょ。一番の優等生だったのに私たちなんかと一緒にされちゃってねー

川o・-・) <私、私は、そんな・・

c ・e・) <あ〜ぁ、もうまいったなー

川* ’ー’) <はぁ〜い

川* ’ー’) <君たちか、ボランティアの高校生ってのは。ふぅーん、ご立派だね。

川* ’ー’) <白衣の天使の見習ってわけだ

c ・e・) <あんた、誰?

ノノ〃^ー^) <病院の人じゃないよね。その格好は

川* ’ー’) <あー、君だけ一人浮いてるね。"くそまじめ"って顔に書いてあるよ

川o・-・) <あなた、もしかして酔っ払ってるんじゃない?

川* ’ー’) <朝一番に飲むビールってうまいんだよ

川o・-・) <未成年でしょ

川* ’ー’) <当たり

川o・-・) <それなのに、朝からお酒なんて

川* ’ー’) <お説教ですか。おせっかいだなー

川* ’ー’) <まぁ、おせっかいだから、こんなところにまで来るんだろうけどね

川* ’ー’) <患者はみんな君たちの手を取って涙を流しながら感謝する・・なんて期待してるわけ?

川* ’ー’) <だとしたら、おめでたいよ

c ・e・) <ねぇねぇ、絡まないでくれる

ノノ〃^ー^) <私達は、好きでここにきてるわけじゃないの

川* ’ー’) <知ってるよ。からかっただけ

川* ’ー’) <本当は落第しそうになって、ここに送り込まれたんだろ

从*・ 。・从 <ひどーい

∬´▽`∬ <傷つくよね。本当のこと言われると・・。



川o・-・) <ねぇ、あなた、誰なの?

川‘〜‘) <高橋さん、探したのよ

川‘〜‘) <あ、ボランティアのお嬢さんたちね。内科の飯田です。よろしく。

川o・-・) <よろしくお願いします。

川* ’ー’) <やぁ、飯田先生。今朝は一段とお美しいですねぇ。

川‘〜‘) <高橋さん、すぐに病室へ戻りなさい

川‘〜‘) <ダメじゃない。お酒なんて飲んじゃ。今日は午後から検査なのに

川o・-・) <この人、患者さん?

川* ’ー’) <がっかりした?君たちが手を差し伸べるのを待ってるおかわいそうな病人じゃなくてさ

川‘〜‘) <まずは診察しますから。先月は3回も脱走したし

川* ’ー’) <はいはい

川‘〜‘) <こんなことしてたら、どんなにいい薬だって効かないのよ

川* ’ー’) <はーい、じゃあね、ばいばい


c ・e・) <信じられない。あれで患者?

从*・ 。・从<本当に病気なのかしら?

ノノ〃^ー^) <仮病使ってまで、ここにいたい人いないでしょー

∬´▽`∬ <何の病気かな?

川o・-・) <私たちと同い年くらいに見えたよね

c ・e・) <でもさー、ちょっとかっこ良かったよね。君とか言っちゃってさー

( ^▽^)<はい、お待たせしました。早速、病棟でのお手伝いお願いします。

( ^▽^)<仕事は山のようにありますから、よろしくね。では、私についてきてください

∬´▽`∬ <あ〜ぁ、そろそろ10時のおやつなんだけどなー

川釻v釻从 <いそいで!