心臓の音聞かれたら、生きてないほどはずいから

ソロコーナー、自分で選曲というキーワードを聞いたとき、この娘。はこの曲を選ぶだろうなと確信した娘。が一人いる。それが道重さゆみさんです。この企画で、はじめて1曲をソロで歌うメンバーは、田中れいな久住小春、そして道重さゆみの3人だけです(麻琴も近いけどパシフックヘブンでも歌ってます。2回あわせても160人しかみていないイベントですが・・)。そんな大事な大事なソロヴァージンを捧げる1曲といったら、これしかないじゃないですか「涙が止まらない放課後」。

♪心臓の音聞かれたら、生きてないほどはずいから〜。1曲全部を一人で歌うのに緊張しました。
この歌は、私にとってすごく大切な1曲です。皆さんが聴いてくれたので、すごく幸せです。

たくさん練習したんだろうなぁ。直前は緊張だったんだろうなぁ。途中の娘。がそろった時のMCで、よっすぃ〜が「みんな普段のコンサートは出番を待ってるときは騒がしいのに、今日はみんな口数が少ないの。出番が近づいてくると、大きな息を吐いてね。緊張が伝わってくる」と言っていましたが、光景が目に浮かびます。


涙が止まらない放課後」と言えば紺野あさ美ですが、道重さゆみといえば「涙が止まらない放課後」です。この辺は、「美味しんぼ」で金満家の京極さんが、「鮎を天ぷらで食べたい」と言ったのに対し、海原雄山が「なるほど、鮎の味を第一に考えれば塩焼きだが、天ぷらダネから考えると鮎は最高ですからな」と言ったのに似ています。なんのこっちゃ?


僕の場合、自分でさゆを特に見る機会は多くないのですが、幸いにもALMICきむけんという親しいさゆヲタがいるので、さゆの考察に触れる機会は多い。よく語ってくれる内容は、いずれ彼が書くと思うので僕はそこには触れないことにするとして、実際に1曲通して聞いてみて、まだ危ういところはたくさんあったけど、大きな失敗もせずに歌い切りました。自分のパートをスタッカート気味に歌っていたのも前ほどじゃなくなっていました。一番初めを思い起こせば、おどろくべき進歩と言えます。その上で、歌唱力という点ではまだまだ足りないけれども、表現力で補おうという努力も見れます。秋ツアーでも最近「Memory・・」で、いい表情(歳相応ですが)をするなと思う時がありますし。


さゆは気の利いたことが言えるし、キャラもあるし、自分のダンスの長所をよくわかっていて長所をうまくだしてるし、必殺技もある。だからそれでいいという意見もあるし、実際、娘。にも十分に貢献していると思う。でも、やっぱり歌いたいんだな。歌が好きで、歌うことが夢なんだなということがよくわかりました。「皆さんが(私の歌を)聴いてくれたので、すごく幸せです。」と言ったさゆ、そう想う気持ちも立派な才能ですよ。